実はラクとミゥ(嘘

雨の音で我に返る。
見上げれば恐ろしい程の豪雨。音は雨と言うよりはむしろ滝のようで、断絶的ではなく連続的。先日夜更かししたせいか、やや深い二度寝はその轟音によって中断させられてしまったらしい。
と、軒下を見ると野良猫……もとい、自由猫が二匹、雨宿りをしていた。
少し窓を開けて手を伸ばすが、自由猫の気風か警戒しているようだった。これ以上近づくとこの雨の中へ逃げられてしまいそうなので、敢えてそのまま手を戻して窓を閉める。
位置的に良い場所だし、そこでなら濡れる事もないだろう。
 
数十分後、晴れ渡った空に呆れながら先ほどの場所を見ると、二匹の猫はまだそこで寝そべっていた。
……窓を開け手を伸ばすと、少しだけ撫でさせてくれた。
猫の心に触れられたようで、僅かに胸が暖かくなったような、そんな気がした穏やかな今日と言う日。
みさきですこんにちは、みー。
 
あ、何か最後で台無し感(ぁ
実家ならではだなー。うち(マンションのン階)だとありえないしねー。
ちょっと得した気分になれた午後でした、まる。